三菱樹脂の野望 [MSX]
この3種のROMカードを見よ。
左から
セガマイカード、MSXのBEカード、PCエンジンのHuカード
である。
今回は可能な限り「似たソフト」を並べてみた。
スターフォースなんて、MSX版の方が印刷が綺麗に見えますが、ほぼ同時期の製品です。
せいぜいPCエンジンがこの中では後発、という認識ですがね。
わたしはこの「良く似たソフト群」には何かの法則があると思っていました。
この3種のうち2種、MSXとPCエンジンにおいては、やたらにハドソンがそのソフトを供給しており、てっきり「ハドソン1社の意向で」進められた企画だと思ったのですが、セガのマイカードだけはどうしても「ハドソン」の名前が出てきません。
当時、ハドソンという会社はなぜかセガのSG(マークⅢ)に対し、ソフトの供給が全くないメーカーなんです。
ですんで、マイカードはなぜ、こんなに似ているのに非ハドソンなのか、それが長年の謎でした。
それはWikipediaの記述にありました。
これも偶然見ただけですし、Wikipediaが絶対に正しい保障はないのですが、恐らく間違いのない情報と信じてみると、それは「三菱樹脂」というメーカーの売り込み突っ走りだったのだな。。。
と判明します。
この3種はピン配列や記録されたプログラムに違いはあっても、内部的にはほぼ同じものになるそうです。
2010年の現在においても、この小ささはまだ通用するんじゃないかと思ったりします。
1チップMSXのフロント下部にでもこのスロットがあれば、とか、書き込み可能なカードROMが発売されれば、マークⅢやMSXやPCエンジンが、超小型筐体で「新発売」なんてなれば面白いのに。。。。
とか思いました。
現在の技術水準なら、PSPやNintendoDSに順ずるような機体が作れそうな。。。
まあ、やるメーカーはないでしょうけどね。。。
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